精密機械の製造に不可欠な「水」

どうやって洗浄をするの?

ウェット式とドライ式

さて、これまでは精密機械の洗浄に使われる水の話をしてきましたが、ここではその水が実際どのように使われるのか、お伝えしたいと思います。

精密機械の製造過程で行う洗浄方法には、大きく分けて2つがあります。

ひとつは、ウェット洗浄と呼ばれるもので、薬液と水を使って洗浄をするものです。先ほど紹介した純水や超純水が使われるのは、このウェット洗浄になります。

もうひとつはドライ洗浄と呼ばれるもので、水を使わずガスや紫外線などを用いて洗浄を行うもののことを指します。

ウェット洗浄はここまでで紹介した純度の高い水を用いる必要があり、コストが高くかかってしまうというデメリットがありますが、その分確実な方法です。一方のドライ洗浄はコストの面で優位ですが、扱いが難しいという難点があります。

浸漬式と枚葉式

さらにウェット洗浄は浸漬式と枚葉式とに分けることができます。浸漬式は製造中の機器や部品を薬液や水に完全に浸す方法です。また枚葉式は洗浄する物を回転させながら薬液や水を吹き付ける方法です。

浸漬式は確実に全体を洗浄できる点が強みですが、やはり大量の水が必要である点でコストの面でのデメリットがあります。その点枚葉式は低コストかつすばやく洗浄ができますが、洗い残しが出てしまうことがあるという弱みがあります。

さて、ここまでの話をまとめると、精密機械の製造過程では洗浄のために多くの水が必要となる、という話でした。その水は純水や超純水と呼ばれる非常に純度の高い水である必要があること、そしてその水を用いた洗浄方法にも異なる種類があるということもお話しいたしました。

ここまでの話、いかがでしたでしょうか?多少なりともお役に立てる部分があれば幸いです。最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。


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